川村元気という表現者につき・・・もの申す!

川村元気と言えば今現在あらゆる分野における一番の創作クリエイターとして日本人では知らない人はいないのでは無いか?と思う。たとえこの人の名を知らなくとも川村元気が創った多くの映画や小説を一度は誰もが見聞きしているはずである。初まりの映画「電車男」から今の「君の名は。」、そして小説も「世界から猫が消えたなら」「億男」に至る。
 ただ、今回は今後映像化されるであろう小説「4月になれば彼女は」についてもの申したいと思う。正直に言うが、書店でこの本を購入するかどうかで2度ためらった。というのもその目次見てどんな内容か分かってしまいそうな、いや、多分僕には最後まで読み切れないと思ったのだ。でも、3度目つい買ってしまったのだ。
 この本は失った恋にまつわる話と本裏に書いてあり、分かっていながら私も人の子、人並みに失恋の傷がうずき、つい手にとったのだろう。
 読み始めてからは、2日かけて読み終えた。何故一気に読めなかったかはわからない。しかし、これだけ売れている作家なので上手くまとめてくるのだろうとは予想はしていた。でも、作り方のうまさ以上に部分細部のエピソードが「えっ?これ、何で知ってるの?僕のこと?」と思うくらい、自分の中に入ってきたのだ。
 それが作家の仕事と言えばそれまでだが、この川村元気という人は「普遍性」という嗅覚が今一番鋭い日本人なのだろう。